こんにちは、なゆきです
子どもが居ながら「働く親」なら誰しも悩んだことがあることだと思いますが、「子どもを長時間保育園に預けることで寂しい思いをさせているのでは…」という悩みについてです。
共働きで2歳の娘を11時間も保育園に預けて、就寝前の1時間ほどしか娘と遊ぶ時間がない。
「娘は幸せなのか、寂しくないのか、子どもを大切にしたいと願う私たちはこれで正解なのか」悩みました。
今回は実際の私の経験を交えた「悩みと葛藤」、その状況で「実践した3つのこと」について書いていきます。
それぞれ家庭の数だけ事情があり、長時間の保育園利用をしているという家族も大勢いると思います。
悪いことだとは思いませんが、きっと「もっと一緒にいてあげたい」という気持ちがあるのが親心です。
「関わりが少なくて、子どもの人格に悪影響がでたらどうしよう」
「親よりも保育園の先生の方が一緒にいる時間が多い」
そんな辛い気持ちを少しでも減らすお手伝いができれば幸いです。
長時間保育を利用する生活の実態と子どもへの関わり方
長時間、保育園を利用するということはどういうことなのか我が家の場合でみていきます。
長すぎる保育時間でお迎えは最後
子供を預ける時間は午前7時半から午後6時20分でお迎えは高確率で最後から3番目以内でした。
お友達が次々に帰宅していく姿を見送っていると想像すると心が痛みます
保護者のチャイムが鳴り「ママだ!」と期待しては「違った…」と落胆する他の子供を度々目撃していたので、余計にマイナスのイメージが付きまといます。
遅すぎる帰宅で時間はすっかり夕方や夜
午後6時半ごろの帰宅になります。
「帰りに公園寄って行こう」「ちょっと散歩してみよう」とコミュニケーションをとる時間は、翌日を考えると無いに等しいです。
とくに冬期間は日の入りが早く辺りは真っ暗です。
暗い中のお迎え時は本当に辛くて「今日も日中の娘の様子がわからなかった」と後悔の念が押し寄せてきます。
1日11時間×週5日で子供が成長している
1日11時間の保育時間で週5日計算すると「55時間」も自分から離れて学んでいる時間があります。
そのため「知らない間に出来る事が増えている!」という錯覚が起きてしまいました。
保育園では毎日、低年齢でも粘土やハサミを使った工作などたくさんの経験をさせてくれます。
シール貼りの1つをとっても、いちいち「もうこんなことが出来るようになったのか…」と驚きの連発です。
子どもの成長を直にみることが出来ない悔しさと、成長に感動する複雑な気持ちになります。
うどん作ったんだよ~(刻まれた紙)
手でビリビリちぎるのも苦戦していたのに…すごいな~
朝が早いので、まくし立てて準備させてしまう
登園時間が午前7時半なので、遅くても午前6時半には起床になります。
それでも準備の時間は1時間しかないので慌ただしくご飯を食べて、身支度をします。
眠そうに起きたばかりの子どもの支度を急かすのは、とても辛いことの1つです。
「時間がないよ!」が口癖になってしまいました
帰宅後にビックリするほど「子どもとの時間」がない
午後6時半に帰宅して、ご飯を作り食べると午後7時半。
お風呂を済ませると午後8時過ぎです。
午後9時に就寝しようとすると、とにかく時間がありません。
ドライヤーも水分補給も歯磨きも絵本の読み聞かせもあるのにー!!(汗)
描きかき(塗り絵)したい!
ブロックしたい!
ぬいぐるみさんと遊びたい!
わんわん(いないいないばあっ!)みたい!
家に帰ってきてからしたい遊びがたくさんあるのに時間が足りなくて、娘には我慢をさせてしまいました。
「もうねんねの時間だから」と大人の都合を押し付けていましたね。
本当はもっと一緒にいたいし、成長してしまう前の小さな幼児期を
堪能したいという気持ちでいっぱいです。
寝付いた娘の顔を覗いては「今日1日のうち活動している娘を4時間しか見られなかったな」と自己嫌悪になります。
そして「はたして娘はこの生活で幸せを感じられているのだろうか」と思いつめ、辛くて『自分は一体、何をしたいのか』とわからなくなってしまいました。
自分の気持ちを向き合い、長時間預けることへの不安や後悔を少し減らした方法
悩んだ末「自分が本当にしたいこと」に向き合って出た答えは、
▶ 一緒にいる時間を大切にしたい
▶ 子どもに寂しい思いをさせたくない
▶ 成長をみたい
この「自分が本当にしたいこと」のために私は3つの行動をとりました。
子どもと一緒にいる時間に不安になったり後悔することをやめる
たくさん悩んで出した答えは「今を大切にする」という当たり前のことです。
「今日も娘と短い時間しかコミュニケーションがとれなかった」
「あっという間に就寝の時間になってしまう」
ただでさえ少ない娘との時間に悩んでいること自体が勿体ない事です。
一緒にいる時間をとびきり楽しむと割り切ることにしました。
夜ご飯の時間には、頑張ってご飯を食べる娘を褒めたり、おいしそうな顔を眺めたり、初めて食べる料理への反応を楽しんだりと小さな幸せをかみしめます。
お風呂の時間にはおもちゃ遊びやお歌を楽しみます。
不安に感じたり、後悔すること自体をやめると一緒にいる時間に集中することができます。
全力で遊ぶことができ、以前よりも娘の顔がはっきり見えて、
景色が明るくなった気がしました!
子どもの成長を素直に受け入れる
子供が成長するのは当たり前のこと。
むしろ、どんどん出来ることが増えていくのは素晴らしいことです。
それでも「できなかったことが、自分の知らない間に出来るようになってしまった」と悲観的になる気持ちになるのも子どもを愛するが故でしょう。
確かに自分の目の前で成長を感じられたら、それは親にとっては大変すばらしい瞬間になるでしょう。
しかし、自分の目の前だけで成長していたら「今の娘」はいません。
保育園で先生やお友達に囲まれて『今の娘』があるのです。
ズボンが脱げるんだよ!
パンツはけるようになったよ!
もう大人だよ~
すごいね~!
大人になってきているんだね「!
どんなことでも「子どもの成長」をかみしめる
なんでもかんでも、できたことを一緒に喜びます。
そして「もうこんなことが出来るようになったのか」と成長をかみしめます。
どんな小さなことでも1つ1つ、しっかり「成長」に感動することがポイントです。
ズボンをはく時なら「ぶかぶかだったのに小さくなった(体の成長)」「足を通せなくて怒ってたな~(行動の成長)」という風に。
「些細なことでも感動」することで『あの時の思い出』として覚えておくことができます。
そうすることで、『一緒に居る』という実質的な時間は少ないですが、成長過程をしっかり記憶しておくことができるのです!
どんな写真でも撮っておくことをおすすめします!
日々の成長は目に見えにくですが、こどもは毎日成長しています
連絡帳の成長記録を楽しく読む
低年齢さんだと「その日どんなことがあったのか」を保育士が記録してくれる連絡長があります。(保育園によって異なります)
「今日は公園に行ってドングリを拾いました。3回もお味噌汁をおかわりして保育者に止められていました」
おかわりを止められるなんて食いしん坊が過ぎる~(笑)
想像したら楽しくて、いつも笑っています。
また家での出来事やブームを書いておけば、先生たちがそれについてのお話をしてくれるので、子どもも保育園で楽しく過ごせます。
気になることがあれば直接こどもに聞く!
「本当に子どもは幸せなのか」「寂しい思いをしていないか」
どれだけ自分の中で考えても答えはありません。
それならば子どもに直接きいてみましょう!
- 保育園は楽しいか
- どんなことをして遊んでいるのか
- お友達の名前
- 好きな先生の名前
- 今日は何をしていたのか
- 明日も保育園に行きたいか
娘が質問に対して、すべて笑顔で楽しそうに答えてくれたので気持ちがすごく軽くなりました。
保育園では元気に過ごしているんだと一安心…!
それからは今まで以上に「保育園での出来事」をしっかり聞いて『明日も楽しみだね』という対応をしています。
精神面のケアを忘れないようにしましょう
保育園を長時間利用するにあたって「精神面のケア」を心がけています。
子どもには「自分は愛されていないんだ」「自分は邪魔なんだ」と絶対に感じてほしくありません。
そのため普段から『自分は愛されている』ということが伝わるように接しています。
スキンシップを意識して「行ってきます」「おかえり」と強く抱きしめる。
「好きだよ」と伝えてキスをする。
休日には一緒にお料理やお菓子作り、粘土遊び、お散歩、お出掛けをする。
「私(親)は、あなたのことが大好きですよ」「あなたは愛されていますよ」と子どもに伝わるように心がけています。
「好き」って伝えるの恥ずかしい気持ちもあるけど
それで子どもが幸せな気持ちになるなら何度だって言います!
まとめ
娘との貴重な時間に悩んでいたこと自体が私の失敗でした。
仕事をやめたり、時短勤務にする以外は物理的に「時間をつくる」ことは難しいと思います。
だからこそ、子どもと一緒にいられる時間を大切にしていきたいです。
子どもにとっても、一緒にいるのに親が悲しそうだったり、不安な顔をしていることは辛いでしょう。
「行ってらっしゃい」と「おかえりなさい」でしっかりと抱きしめて、愛されていることを実感してもらいましょう!
子どもとの貴重な時間が何十倍も幸せなものになります。
最後に「長時間、保育園に預けることで性格や精神面に悪影響があるか?」と
心配されるパパやママへ
保育園に長時間預けて悪影響はあるか?の質問されたら、私は「NO」だと答えます。
確かに寂しい思いをしていますが、保育園の先生方のおかげで楽しくのびのびと成長しています。
両親がフルタイム勤務である他のお友達も
「しっかり者さん」「マイペースくん」「ハツラツちゃん」と十人十色です
子どものもともと持っている性格を理解して受け入れて、今を大切に子育てを頑張りましょうね!